秩父鉱山の褐鉄鉱

どーも、東雲鉱物科学研究所です。

 

最近は、めっきり暖かくなってきましたね。

まだまだ新型コロナの陽性者は、減らないですね。

 

2021年2月21日に、秩父鉱山に採集に行ってきました。

出合にて、採集をしました。

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灰鉄柘榴石です。

こんな感じの標本が、鉱床全体に散らばっていました。

特に珍しい訳ではないので、これ一つだけ。

 

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写真写りが悪いですが、結晶性石灰岩中のベスブ石となります。

 

お次はこちら。

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磁鉄鉱でした。

なかなか綺麗な標本です。

 

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こちらも、結晶性石灰岩の中のベスブ石です。

綺麗な標本だったので、すぐに採集しました。

 

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ベスブ石です。

大粒な結晶です。

 

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石英質な母岩の中の黄鉄鉱です。

母岩の白さと、黄鉄鉱の金色が、マッチしています。

黄鉄鉱は未風化で、綺麗な結晶です。

 

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鉱石の合間に発見した鉱物です。

小さ過ぎて、良く分からない標本だったのですが、角閃石グループの鉱物であると推察できます。

分析を行っていない為、確実な種は分かりません。

 

最後の標本は。。。

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黄銅鉱が錆びた褐鉄鉱です。

これだけで1キロあります。

ちょうど半分に割れており、もう半分も採集しました。

そちらも1キロ弱ありました。

母岩は、緑簾石で、石英、黄鉄鉱が混じっています。

緑簾石の母岩を覆うように、褐鉄鉱の結晶が生えています。

かなり、大物です。

本当にこういった鉱物に出会えた時は、感動します。

鉱物採集をやっていて良かったと、心の底から思いました。

 

現地は暖かく、雪もありませんでした。

天気次第になりますが、晴れの日はとても採集日和です。

都会の喧騒から離れて、鉱物採集なんて趣味はいかがですか?

ハマること間違いなしですよ。

 

ではではー。