ステンレスの結晶構造

どーも、東雲鉱物科学研究所です。


ちょっと考えたことを、書き留めておきます。


考えたんですが、ステンレスは本当に鉄の含有量によって、磁性を持つ様になるのだろうか。

ステンレスには、オーステナイト、フェライト、サステンマルの3つがある。

この3つは、結晶構造が異なり、磁性を持つものはフェライトだけである。

一部のオーステナイトは急激な圧力をかける事で、結晶構造が、面心格子から体心格子に変化し、磁性を持つ様になる。

磁性とは、共有結合した際の不対電子の存在により、特性を持つ様になる事を指す。

ステンレスは、鉄に水和オキシ酸化物の不動態皮膜が発生したものであり、中身は鉄である。

鉄の含有量によって磁性を持つというならば、全てのステンレスは磁性を持つことになる。

しかし、これではフェライトだけが、磁性を持つ事を上手く説明出来ていない。

その為、鉄の含有量に由来するというよりは、結晶構造に由来するといった方が、より正確な気がするんです。


こう言った質問って、ニムスとかに聞けばいいんですかね。


ではではー。