エヴァンゲリオンの鉱物学

どーも、東雲鉱物科学研究所です。


今年2020年といえば、オリン・・・、シン・エヴァンゲリオンですね(汗)


そんなエヴァンゲリオンですが、使徒の中にラミエルが現れます。

そんなラミエルさんを鉱物学的に見ていきましょう!


鉱物学的に、ラミエルさんを観てみると、浮かんでいる結晶は、スピネル型構造を有しています。

結晶系は、等軸晶系であると判定します。

(X線で結晶構造解析をしてないので、暫定的です。ごめんなさい。)


肝心の正体なんですが、色合い的には亜鉛スピネルか、鉄を含むスピネルのどちらかであると考察できます。


劇中では、ねじになり、地中をえぐっていくという物理学的に理にかなった方法で、ジオフロントに行こうとしています。


何故変形するのか、あのビームははたして?と言う疑問は、「アニメ」だからで片付けましょう。


スピネル型構造を持つ鉱物で、最も重要なのが磁鉄鉱です。


もし、ラミエルさんが青いスピネルではなく、磁鉄鉱だったら。。。


恐ろしい事態になるでしょう。


磁鉄鉱は、強磁性を持つ鉱物で、鉄を含む鉱物や金属は、皆その磁性にやられます。

劇中では、ラミエルさんは回転していたので、磁鉄鉱だった場合、強烈な磁界が発生します。

多分というか、恐らく、全ての磁性を持つ鉱物や金属類などは、ラミエルさんにくっ付き、強烈な磁界で、あらゆる電子機器を破壊していくでしょう。


ハードディスクなんて、一瞬であの世行きです。


実際、ラミエルさんが、磁鉄鉱じゃないことで、スピネルだった場合より被害は格段に少ないはずです。


いやー、良かった、良かった。


良かったのか、悪かったのかは分かりませんが、シン・エヴァンゲリオンは楽しみですね。


ではではー。