私の憧れの鉱物学者と会った話

どーも、東雲鉱物科学研究所です。


遂に、鉱物採集の季節が終わってしまいました。

書くことないので、昔話を。

私が大学を卒業してくらいの頃の話です。

国立科学博物館に、第一線で活躍している鉱物学者さんの講演会を聞きに行きました。


講演内容はとても、分かりやすく、面白かったです。

講演会の後、直々に当時研究していた内容の質問に答えてくださいまして、感謝感激でした。


質問に対して答えて頂いたのも、もちろんなのですが、本当に一流だなと思いました。


彼は知ったかぶりはしないし、分からないことは素直に分からないと言う方でした。

僕の大学には、知識自慢が沢山いました。

知識に対して、貪欲なのは素晴らしいと思うのですが、自慢は…ねぇ?

やはり、働き出してからも、知識自慢は社会に沢山います。

知識だけはいっぱしで、専門家きどり。


本当に辟易します。今もですが。


一流は謙虚であり、二流は知識自慢、三流は教科書の斜め読みです。

私にとって彼との出会いは、人生を変えました。

鉱物の知識「だけ」持っていても、研究者にはなれません。

知的探究心を持って鉱物を見てからが、研究者の始まりなんだと、私は思います。


私は彼のような専門家になりたいです。

彼は鉱物学史に名前を残した人です。

正直、彼のレベルになるのは、私には無理ですが、これからも自分の信じる研究をやっていこうと思います。

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秩父鉱山 大黒鉱床産水晶


ではではー、楽しい鉱物ライフを。