奥多摩鉱山のマンガン鉱物

どーも、東雲鉱物科学研究所です。

2023年6月10日に、奥多摩鉱山に鉱物採集に行ってきました。

 

行き方は奥多摩駅から、踏み切りを渡り、駅の反対側に出ます。

浄水場があるので、そこに向かって、坂道を歩いて行きます。(Googleマップで、検索するとすぐに分かると思います)

そうすると、森林の中に、砂防止めが見えます。

そこを横断すると、砂防ダムの上に着きます。

沢があり、右側と左側があります。

マンガン鉱物を採集できるのは、右側の沢で、左側の沢には何もありません。

 

ここからは、採集した標本の紹介です。

 

黒色部が、ヤコブス鉱で、磁石にくっ付きます。同じ鉱石を2つに割ったものです。

f:id:axinite:20230725165858j:image
f:id:axinite:20230725165902j:image

 

お次は、カリオピライトです。

茶色の透き通ったガラス瓶の様な結晶をしています。

奥多摩鉱山では、中々良い標本が採集できない中、中々良い標本を採集できたんではないでしょうか。

f:id:axinite:20230725170058j:image

 

マンガン鉱です。中々良い標本は少ないですが、奥多摩鉱山ではよく取れる種です。
f:id:axinite:20230725170111j:image

 

ちょっと変わり種で、黄鉄鉱です。

奥多摩鉱山の採集できる鉱物リストには、入ってないですが、黄鉄鉱はよくマンガン鉱山で採集できます。

綺麗な金色の結晶が、沢山入っています。
f:id:axinite:20230725170052j:image

 

以上が採集できた鉱物たちです。

 

砂防ダムに座り、採集した標本を新聞紙で包んでいたら、防災無線で遭難の知らせがアナウンスされていました。

山岳救助ヘリが出動していて、私の真上を通っていきました。

奥多摩は遭難が多く、熊がいるため、熊避けの鈴を必ず着けていってください。

 

気をつけて、採集して頂きたいです。

実際、猟師さんが鹿を狩に入山していました。

熊は確実にいます。

 

帰ってくるまでが、鉱物採集なので、安全に楽しんできて下さいね。

 

ではではー。