飯能市大蔵鉱山のマンガン鉱物①

どーも、東雲鉱物科学研究所です。

3連休の2日目(2022年7月17日)に、飯能市の大蔵鉱山に鉱物採集に行ってきました。

 

大蔵鉱山は、伊豆ヶ岳の中腹の沢にあり、基本的には、伊豆ヶ岳を登っていくことになります。

 

西武鉄道正丸駅が、最寄りの駅です。f:id:axinite:20220719175800j:image

中々に、ローカルな駅でした。

改札を出て、右側に階段があるので、そこを降りていきます。

途中に、トンネルがあるので、そこをくぐり抜けます。

 

舗装された道を、登山口まで歩いていきます。

大体、30〜40分位で到着します。

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登山口までの道の横には、川が流れています。


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途中で見えてくる看板です。これが見えたら、登山口まで、後少しです。


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ここが、登山口です。

大蔵山方面に、左折します。

このまま、1時間ほど、山道をひたすら歩いて行きます。

 

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山道の途中に、橋があり、こんな看板があります。

この橋を渡ったら、ズリのある沢までは、後少しです。

 

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山道を歩いていくと、こんな感じの盛り土みたいなマンガンのズリが見えてきます。

これが、見えたら、右側の沢に向かって入っていきます。

水が流れているので、気をつけて、進みましょう。

 

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ズリのあった場所から、2〜3メートル、沢を登っていくと、旧坑道が2つ見えてきます。

かなり大きな坑道で、びっくりしました。

 

入り口に柵があって、塞がれていたみたいですが、台風などの自然現象で、内側に倒れてしまったようです。

ただ、絶対に入らないで、眺めるだけにして下さい。

万が一事故を起こしても、携帯電話は圏外なので、助けを呼べないし、来ない可能性の方が高いです。

 

ここからは、採集した鉱物についてみていきたいんですが、ここは炭マンばかりで、ほとんど鉱物という鉱物はありませんでした。

 

ただ、一つだけ綺麗な赤鉄鉱を採集できました。

それがこちら。

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家に帰ってから、端っこに塩酸をかけたら、発泡したので、間違いなく赤鉄鉱です。

赤鉄鉱は、いくつか手に入ったので、1番綺麗な標本を持って帰りました。

 

その他にも、一つだけ何らかのマンガン鉱物を採集しました。

多分、カリオピライトなのではと思いますが、鑑定に出して、鉱物名がきちんと分かったら、アップしようと思っています。

 

大蔵鉱山は、駅からも近く、電車で都心から、1時間半で到着するので、アクセスはバツグンです。

一応、ハウスマン鉱や、バラ輝石、菱マンガン鉱、緑マンガン鉱なども採集できるみたいです。

 

一回くらいは、行く価値はあるかなと思います。

おすすめな鉱山です。

 

ではではー。

 

秩父鉱山の坑道に入り、酸欠でお亡くなりになられた方の事故が、ニュースで報道されました。大蔵鉱山にも、坑道があり、入れるようにはなっていますが、事故に遭う確率が高いので、入ることは、絶対にやめてください。また、同じ趣味を持ち、同じ志を持っていた同士のご冥福をお祈りします。