秩父鉱山産角閃石の標本作り

どーも、東雲鉱物科学研究所です。

 

今日は日曜日。

朝から、シンエヴァンゲリオンのチケットを予約しに、映画館に行ってきました。

その帰りに、東京サイエンスに立ち寄り、標本箱を買ってきました。

 

久しぶりに、標本箱を買って、鉱物標本を作りました。

 

それが、こちら。

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フラッシュ有り無しで撮影しました。

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母岩は石英で、黄鉄鉱が共生しています。

左下にある黒い結晶が、角閃石です。

カルシウムに富む角閃石のグループであると、考えられます。

 

しかし、スカルン鉱床には、グリュネル閃石-カミントン閃石などのカルシウムを主成分としない角閃石のグループも産出します。

ちなみに、カルシウムに富む角閃石は、透閃石-アクチノ閃石系列です。

 

正体に関しましては、角閃石グループとだけ言っておきます。

近いうちに、分析などを行い、論文化をするかもしれません。(書きたい原稿がたくさんある為、皆んなが忘れた頃に、なってしまうかもしれません)

 

採集した時から、何となく綺麗だなと思っていたので、今回、標本にさせていただきました。

また別の鉱物でも標本作りをしてみたいと思います。

我ながら、上手く出来ました。

 

参考文献

https://www.jstage.jst.go.jp/article/chikyukagaku/52/4/52_149/_pdf/-char/ja

 

今は2021年に発表する原稿に格闘しています。

今回の標本作りは、それの息抜きです。

 

ではではー。