愛媛県四国中央市関川のエクロジャイト
どーも、鉱物科学研究所です。
今回は、愛媛県四国中央市関川で産出する鉱物についてみていきます。
大学時代に主に採集しに行っていました。
2009年〜2013年にかけての採集品です。
残念ながら、詳しい日付の情報を失念してしまっています。
紅簾石片岩です。
このように綺麗な赤色をしているのは、関川では珍しいです。
柘榴石角閃岩です。
この2枚は、同じ標本の別からのショットになります。
角閃石自体は、造岩鉱物ですが、このように大規模に集まっている岩石は、大変珍しいです。
赤い柘榴石が観察できます。
石英中の鉄ばん柘榴石です。
私のお気に入りの標本です。
柘榴石の大きさが違う標本です。
変成岩中に入っているのが、関川の柘榴石の特徴です。
関川に行けば必ず採集することができます。
小さい柘榴石の方が、透明感があり、綺麗だと思います。
これも変成岩中の鉄ばん柘榴石の標本です。
ただ桁違いに柘榴石が大きい標本です。
採集してきた中で1番、大きい標本でした。
当初、割るか悩んだんですが、割らずにそのまま持ち帰りました。
これも、私のお気に入りの標本です。
透緑閃石の標本です。
結晶系が良く観察できる良い標本です。
大きさもそこそこあります。
護岸工事が行われた為、今はこのサイズを採集することは、中々難しいと思います。
小さいものなら、河原に散らばっているので、簡単に採集することができます。
エクロジャイトの標本です。
上の写真は、オンファス輝石中に、ポツポツと柘榴石が入っています。
大分、風化が進んでる印象です。
下の写真は、オンファス輝石中に細かい柘榴石が観察できます。
しかし、関川では、完璧にエクロジャイトと同定できる標本はあまりないことが、分かっています。
本物のエクロジャイトは、東赤石山の小規模な露頭よりもたらされるもので、関川のエクロジャイトには、エクロジャイト様相岩と本物のエクロジャイトが混じって産出することが、現実です。
大学時代に、エクロジャイトに一目惚れし、ずっと採集したかったので、関川に行けたことは、とても嬉しかったです。
関川では、他にも様々な鉱物が観察することができるので、皆さんも是非行ってみてはいかがでしょうか。
私も関川には、色々な思い出があり、書いていて、懐かしい感じがしました。
実はまだ、写真に撮影してない標本がまだあるので、機会があればまたこのブログで紹介したいと思います。
ではではー。