秩父鉱山産の不明鉱物
どーも、東雲鉱物科学研究所です。
今回は簡単に。
2019年9月28日に、秩父鉱山大黒鉱床にて採集したものです。
塩酸で処理しました。
白い部分は、どうやら炭酸塩で構成されているらしく、塩酸で良く発泡しました。
茶色の部分は、あまり発泡はしなく、ゲル残渣の様な形にもなりませんでした。
ただ表面は、綺麗になっているので、なんかしらの炭酸塩鉱物なんだろうということは、分かりました。
モース硬度を測ったのですが、5.5以下でした。
磁性もありませんでした。
採集当時は、珍しい鉱物かと思い採集しましたが、多分、ドロマイトだろうと思い、放置していました。
ハウスマン鉱や、チョコレート鉱、鉄かんらん石などを調べてみましたが、全部物性データが適合しませんでした。
一応、今調べた限りでは、大黒鉱床で産出するモンチセリ石なのかなと思っています。
ただ、汚れたドロマイトや石灰の可能性もあるため、引き続き調べていこうと思います。
最後にアップの写真を。
でも、綺麗なんで、大切にしていこうと思います。
ではではー。